農家への道のり

人間のようにスモモにも傘が必要!スモモの傘がけ

「スモモ」というとあまり食べる機会がないかもしれませんが、山梨のスモモ栽培は栽培面積・収穫量ともに日本一です。
甘味と酸味がある果物甘味と酸味が調和し、生食やプラム酒、ジャムなど加工品で食べられています。大石早生、ソルダムや大きくなる太陽、貴陽などの品種があります。
丸山フルーツ農園さんは、スモモ狩りは行っていませんが、スモモの栽培もしています。
そのため、スモモの作業も行いました。
今回は、摘果が終わり、次の傘がけの作業について紹介します。
ちなみに摘果は桃の時と同じように行います。ただし、桃より実が小さいので一枝に何個も残します。

目的

・雨水に当たり裂果しないようするため
・日光が直接当たり、日焼けするのを防ぐため

道具

傘紙


スモモにかける紙です。
紙に切り込みが入っています。

ホチキス

紙を留めるためにホチキスを使います。

エプロン


エプロンに傘紙を入れておき、すぐに次の紙が取り出せるようにします。

やり方


スモモの木があります。


スモモの実はこんな感じです。
写真で見ると、桃と似ていますが、実物で見るとスモモは毛がなくてすべすべで、大きさは桃より小さいです。


このスモモの実に傘紙の切り込みを入れあてがい、傘を作ります。
一か所重なる部分が出来ます。


そして、重なった部分をホチキスで留めます。
これで完成です!


スモモにまるで傘をかけたかのようになりました。
これをすべてのスモモの実に行います。


作業していくと、写真のように傘がたくさんになります。


ちなみに、のちのちぶどうも傘がけをします。
要領は同じで、作業するとこんな感じになります。
ぶどうの方が大きいので、傘紙は大きいです。

おまけ


右が桃で、左がスモモの実の写真です。
スモモの方が毛がなくテカテカしています。
こするとさらに艶が出ます。
写真は摘果の実なので、この大きさからさらに大きくなっていきます。


割ってみると、スモモはこのようになっています。


写真右の実は左の実より小さく、種もまだ形成途中のように見てとれます。


桃はこのようになっています。
桃の方が全体的に硬く、包丁だと切るのに苦戦しました。

まとめ

以上、スモモの傘がけでした。
山梨の畑でよく見る白い紙は、果物の実に傘がかかっている姿なんだと知りました。
1つ1つの実に傘をかけるのは手間がかかると思いました。
ただ、スモモが傘を被っている姿はかわいいと感じました。

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コメント

    • 柴田
    • 2018年 6月 26日

    はじめまして。
    一個一個、手作業で大変ですね。
    色んな所で学ばれて凄いと思います。
    普通の人は、中々真似できないことですね。
    大変な作業ばかりだと思いますが、
    暑くなりますし、お体ご自愛ください。
    色々なハードルがあると思いますが、
    就農されることを願ってます。
    私も夢はありますが、家庭菜園止まりです。

      • agri12-girl
      • 2018年 7月 01日

      >>柴田様
      こんにちは。コメント頂きありがとうございます!!
      そうですね。果樹農家の苦労が少しではありますが感じることが出来ました。

      いえいえ、そんなことはありません。私なんてまだまだだと思います。
      ただ、就農したいという思いは強いので夢に向かって励んでいきたいと思います。
      応援ありがとうございます!
      「家庭菜園」もおいしい食べ物を作るということは同じだと思いますので、色々と試されて「農業」を楽しんで下さい。
      柴田様も暑い中での作業だと思いますので、水分をこまめに取って作業なさってください。

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