収穫された玉ねぎを選別していると、実にいろいろな形・大きさの玉ねぎがあります。
形
長細いモノや平べったいモノや玉ねぎどうしがくっついていたせいで片側が丸みを帯びていなく変形しているモノなど様々な形があります。
以前紹介した「抱き玉」も変形の1つです。
抱き玉は品種によって、できやすいモノと出来にくいモノがあるそうです。
玉ねぎの形は球状、地球のような丸に近い形が良いモノとされています。
選別はこの球状からどれだけ違うかをチェックしています。
農協ではこのような目で見て分かるような表もあります。
「良い玉葱 作る心が 産地を守る」と、書いてあります。確かに大切なことです。
大きさ
さらに、形だけではなく大きさも様々なモノがあります。
小さいモノは、雨が溜まりやすい場所に植えられていたり、雑草に覆われていたりして栄養が吸収できなかった等の原因があります。
逆に大きすぎるモノは、肥料を与えすぎたことが原因です。
小さすぎるモノは加工用になります。
大きすぎるモノも通常農協ではハネ品にされてしまうそうです。
山上産業さんは別の取引先があるので、大きいのは大きいので取り除き、そちらに売っています。
小さくてはダメだけど、大きすぎるのもダメとはなんとも難しいですね・・・。
普通のM~Lサイズが求められているということです。
選果版に当てて確かめるときもあります。
実にいろいろなサイズです。
今回、大きさの異なるモノ3個を持ち帰り比べてみました。
500円玉とも比べてみました。
iphone5sと比べるとこんな感じ。一番大きいモノは比べてみても大きいです。
<sサイズ>
指先で足りるぐらいのかわいいサイズです。ペコロス みたいな大きさです。
重さも簡易の量りで量ってみました。
100円ショップのモノなので、多少の誤差はあります。
約50~60gでした。
Lサイズ
s玉より大きいので、指全部にかかるぐらいの大きさです。
計量の容器も先ほどより隙間がありません。
約240~250gです。
<2L~3L>
指だけでは持てません。手のひらでも支えないといけないぐらい大きいです。
スーパーではほぼ見ることのないサイズのモノです。
なんと計量の容器にも入らず、のせるしかありませんでした。
重さは420~430gでした。重いです。2個あれば1㎏弱になります。
選別するときは多くは片手でやるため、大きくて重い玉ねぎは手が疲れます。
1人暮らしの場合は1玉でも余るぐらいですね。
まとめ
以上、玉ねぎの形・大きさいろいろでした。
普通に生活していたら見ることのないモノが農家ではたくさんあります。
収穫したものから選んで決まった基準の形・サイズのモノしか出回らないようになっています。
それが日本の品質を守るのかもしれませんが、農家にとっては大変なことです。
また、価格も上がり消費者の懐が傷む要因ではないでしょうか?
まあ大変難しい問題ではありますが・・・・。
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