農家への道のり

やさいの樹で学んだ3つのこと

12月終わりから約2ヶ月ちょっと、静岡県のやさいの樹さんでお世話になりました。
ここで学んだことは数多くあります。
社長が新規就農でレタスを作っていたこともあり、新規就農の大変さや考えなければいけないことなど
今までの農家さんとは違う面を見ることが出来よかったです。
そこで、今回は2ヶ月ちょっとで学んだことをまとめてみました。

1、経営者が現場で働くこと


これは、やさいの樹の塚本社長がよく言っていたことです。
海外の農業では、経営者(ホワイトカラー)は従業員(ブルーカラー)と一緒に働くのではなく、販売や資金のことを管理し現場には出ないことが多いです。
日本でもそういった農業法人はあります。
しかし、経営者は現場に出て一緒に働かなければ、お互いの意見のやり取りが出来ないし、
意識に差が生まれます。
また、経営者が一緒に働くことで身も引き締まります。
これらのことから、社長は現場に出て一緒に働くことを大切にしていました。
実際に一緒に働いてみて感じたことは、確かに意見のやり取りを出来るのは良いと思いました。
目の前の同じレタスを見て、「ここの列のレタスは小さい、そっちはどう?じゃあ、○○(取引先)の18玉を詰めるか。」と従業員と意見を交わしながら働いていました。
また、一緒に働いているからこそ、何か問題があったときに、原因は何で、どうしなければいけないかと解決へのアクションが迅速に取れます。
また、本当はあまり良くないことですが、社長がいるといないとでは働いている人の樹の引き締め方が異なり、結果作業スピードも変わってきます。
本来なら、社長がいなくても同じように出来なくてはいけませんが、なんとなく気持ちは分かる気がします。

2、労働時間を考える


どの作業においても作業時間を考えて、この作業はどのくらいで出来る、と見積もることが必要です。
何人で何ケース収穫するとこの時間で出来る、そうすると1人当たり何ケース収穫したことになる、とか、種まきは1トレイで何分かかるから、これだけ撒くと?など時間を意識した働き方が必要です。
社長はそういうことを頭で考えて、私たちに指示していました。
そして、単純に考えるとこの時間になるのに遅くなったのは何が問題だったのか、など問いかけられました。
今後、自分でやっていくとなると、作業時間を考えることは大切だと感じました。
1日24時間しかないので、どの作業に時間がかかって、短縮できる作業はないのかと考えないといけないと思いました。
また、自分1人ならまだしも、人を雇ったり親が手伝ってくれたりしたときに、人件費も考え、雇った方がプラスになるのか、どうなのかも考えなければいけないと思いました。

3、どうやったらもっと効率が良くなるのか、常に考えて動かなければならない


これはやさいの樹で働いている人全員が意識していました。
作業していて上手くいかない時に、外国人研修生が多くいたので難しい日本語ではなく、
「問題はなに?なにが問題?」と声をかけて、改善に努めていました。
1つ1つの作業において、上手くいく方法を考えて行動していました。
例を挙げると、トンネルを張るためビニールを伸ばすときに、地面に差した杭に引っかかってビニールに穴が開いてしまいます。
そこで、手前に杭だけ内側に差して杭が引っかからないようにする、とか本当に些細なことですがこのような動きの差で仕事の出来が変わってきます。
やさいの樹では、こういったことを考えて動いていると大変強く感じました。
これも社長が常に言っているため、意識するようになったのだと思いました。
社長自身も、今年はこの方法で種まきしたけど、来年はもっと良い方法を探してやってみよう、と常にやり方を見直し改善していました。

最後に


この2ヶ月ちょっと色々なことを学びました。
単に聞くだけではなく、一緒に働き、身をもって感じることが多くありました。
社長から話を聞いたり、一緒に働かせていただいて一番感じたことは、「実際に自分で始めてみないと始まらない」ということです。
「何をいっているんだ!」、と思われるかもしれませんが、社長がこのタイミングで作業をするのも、他とは違いこういう育て方も全ては意味があってのことです。
ただ、そのやり方が適応するのは「自分の畑」だけです。
やり方は多少真似できるかもしれませんが、気候や土地が変わると作り方も異なってくるともいます。
また、1番は想いが全然違うと思います。
自分の畑だったら自分の人生もかかっているのでそれだけ必死になれるし、見えてくるモノも違うと思います。
働いていると、これを今日までにやらないといけないと分かっていても、暗かったり、寒かったりしたら、明日でもと思ってしまうと思います。
しかし、自分でやっている場合はそうではありません。何としてでも死ぬ気で終わらせようとします。
そういった気持ちからの作業への取り組みの差が出てしまうと思います。
だからこそ、自分で始めてからこそがスタートであると思いました。

まとめ

以上、やさいの樹で働いてみて感じたこと3つ+おまけでした。
正直、最初は仕事が大変で2週間ぐらいは辛かったです。
しかし、周りの支え(タイ人)があったり、社長の指導力など得ることで自分の今後の成長につながると思い、
続けることが出来ました。
今回の経験は、今後の農業生活に大変役立つものだと思いました。

関連記事

  1. 農家への道のり

    玉ねぎの作業2

    前回の玉ねぎの作業の続きを紹介します。現在は、この収穫(ピッカー)…

  2. 農家への道のり

    ポンカン農園の仕事

    ポンカン農家の仕事(田中農園の場合)の流れは大まかに分けると3つある。…

  3. 農家への道のり

    農業生活を始めてから1年がたった。

    1年前、農業をやりたいと思い、農業のアルバイトを始めてから1年がたちま…

  4. 農家への道のり

    ポンカン農家から始まる農業生活。

    私は、新卒で入った会社をわずか1年半で辞め、農業を始めることに決めた。…

  5. 農家への道のり

    おもしろい習性!花豆のつる上げについて

    花豆を植えてすぐに雨が続いたため、生育が心配でしたが、暖かくなり始…

  6. 農家への道のり

    どんどん大きくなっていく!桃とぶどうの生長記録

    丸山フルーツ農園に来て1ヶ月ちょっと経ち、果物も成長してきています。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

PAGE TOP