毎日、新鮮な野菜を食べています。最近は野菜が高いので有難いですね。
農家ならではの特典です。
宣伝みたいになってしまいますが、やさいの樹さんのレタスは、そのまま食べても甘くとてもおいしいです。
今回は、レタスについて調べてみました。
普段レタスを作っているのに全然知らないと思い反省しました。
由来と種類
レタスはヘタの切り口から白い乳液が出ます。
レタスの和名は「ちしゃ」といいますが、ちしゃは「乳草(ちさ)」から来ているといわれています。
つまり、乳液が名前の由来になっているわけです。
また、一般的によく口にするのは結球している「玉レタス」ですが、
それと最近増えてきているロメインレタスのような結球していない(非結球)「葉レタス」があります。
サラダ菜、サニーレタスなども該当します。
(左)結球している「玉レタス」 (右)結球していない「葉レタス」
中海沿岸から西アジアを原産地とするレタスは、もともとは丸く結球しておらず、ロメインレタスのような「葉レタス」でした。紀元前の古代エジプトではすでに栽培されていて、壁面にも描かれているそうです。
引用:野菜なび
栄養
レタスには熱に弱い栄養素が多く含まれているため、炒めたりするよりも生のままサラダなどで食べる方が良いです。
「レタス=食物繊維」のイメージが強いですが、実はレタスの食物繊維はさほど多くはなく全体の95%が水分です。
引用:良好倶楽部
栄養面で言えば、葉酸やビタミンKが比較的多く含まれています。
また、私たちが一般に食べている玉レタスは淡色野菜です。
一方で、サラダ菜、サニーレタスは緑黄色野菜になるそうです。初めて知りました!
そのため、抗酸化作用や、免疫を増す働きをするβ-カロテンを多く含んでいます。
品種
一見同じレタスでも、実は違う品種ということがよくあります。
これは、玉ねぎでも同じですが、時期によって耐寒性や保存性が違う品種を植えることで、
長い期間同じ作物を作ることが出来ます。
レタスの場合は、冬は静岡や鹿児島のような暖かい所で作り、夏は長野や群馬のような涼しい場所で作ることで1年中レタスを買うことが出来ます。ちなみにこれを「産地リレー」と言います。
・春レタス
レタスの栽培適正温度は20℃です。昼温と夜温の温度差は10℃が最適です。徐々に春めいた温度や天気はレタス栽培の適期です。
引用:ツルタのタネ
やさいの樹では、アモーレやゼニトルダーなどを植えていました。
・夏秋レタス
冷涼で乾燥した気象を好むレタスの栽培時期としては、大変厳しい作型です。地球の気象変動により従来の産地でのレタス栽培が難しくなっております。長野県の高冷地においてもレタス限界温度(28℃)を超える日があります。
引用:ツルタのタネ
冷涼で乾燥を好むため、レタスはビニールをかけたりせず、そのままで育てます。
主に長野や群馬で作られています。長野の川上村が有名ですね。
・冬レタス
冷涼で乾燥した気象を好むレタスは、10℃以下では成長が極端に鈍化します。
このため、低温期栽培では、トンネル、被覆資材、ビニールハウス等の保温管理が一般的です。
トンネル栽培では朝晩の換気作業を緩和するための、強制換気システムや蒸し込み栽培技術が導入されております。
トンネル内の温度を20℃以下に保つ必要があります。
引用:ツルタのタネ
九州や兵庫県などの日本の中でも冬に比較的暖かい場所で作られています。
やさいの樹では、トンネルをして保温していました。
スティンガー、トップギャラン、ツララ、グランディを植えていたと思います。
このサイトを見ると、耐寒性、耐暑性*¹以外にも、草勢*²や結球性も品種で違うようです。
*1耐暑性 夜温25℃以上の高温に耐えられる性質のことです。
*2草勢 茎葉の伸長する勢力のことで、野菜や花の作りやすさに関係する。 出典:タキイ種苗HP
産地
では、レタスはどこで多く作られているのか?
平成28年産野菜生産出荷統計(レタス)のデータを基にまとめてみました。
平成28年全国での収穫量は、585,700t、対前年産比103%なので軒並みです。
さらに、都道府県ごとで見てみると私の出身地でもある長野県が圧倒的にシェアを占めています。
都道府県 |
出荷量(t) |
|
全国 | 555,200 | |
1 | 長野 | 201,300 |
2 | 茨城 | 82,900 |
3 | 群馬 | 48,000 |
4 | 長崎 | 32,500 |
5 | 兵庫 | 27,500 |
6 | 静岡 | 22,000 |
7 | 香川 | 18,400 |
8 | 福岡 | 17,400 |
9 | 熊本 | 16,200 |
10 | 北海道 | 11,600 |
引用:作物統計調査 / 作況調査(野菜) 確報 平成28年産野菜生産出荷統計(*レタス)
上記のデータをまとめて円グラフにすると、下のようになります。
長野、茨城県がほとんどを占めています。
これが、春レタス、夏秋レタスなどと分けると変わると思いますが、総合するとこのようになります。
引用:作物統計調査 / 作況調査(野菜) 確報 平成28年産野菜生産出荷統計(*レタス)
保存方法
レタスは、切りたてで、白い汁が出ます。
これは、冒頭に書いたように「乳液」です。
ラクッコピコリンという物質が多く含まれていて、食欲増進や、肝臓、腎臓機能を高める働きがあると言われています。
これは時間が経つにつれて、赤い色に変わります。
この切り口を見ると、新鮮じゃないと判断しちゃいますよね。
だから、やさいの樹で乳液を水で拭いていました。
すぐ拭いたモノと、拭いていないモノとでも違いが出てしまいます。
家での保存方法は、切り口を湿らせたキッチンペーパーなどに包んでポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。
その際、芯の部分のみに湿らせたキッチンペーパーをあてておくと少し長持ちします。
引用:野菜なび
食べ方
食べる直前に冷水につけるとパリッとした食感になります。
また、カットする際は、刃物を使わずなるべく手でちぎるようにしましょう。
刃物でカットすると包丁で切り口が赤く変色することがあります。さらに手でちぎったほうがドレッシングが絡みやすくなります。
引用:野菜なび
まとめ
以上、レタスについてでした。
普段レタスを作っていても知らないことばかりでした。
たまには、こうやって色々と調べてみるのも勉強になっていいですね。
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