自分で野菜を作ったり、田舎でのんびり過ごしてみたい、と憧れる都会の人は多くいると思います。
しかし、仕事がなかったり、家族の都合で移住までは踏み切れない人は多くいると思います。
そんな人たちに今密かに話題なものが「クラインガルテン」というモノがあります。
今回は、そんな「クラインガルテン」について紹介します。
クラインガルテンとは?
「クラインガルテン」とは、ドイツで盛んな200年の歴史をもつ農地の賃借制度のことを言います。日本語に訳すると「小さな庭」ですが、「市民農園」もしくは「滞在型市民農園」とも言われています。一区画の平均面積は100坪程でラウベと呼ばれる家屋があり、そこで家庭菜園やガーデニングが行われています。別荘、セカンドハウス感覚で借りる人やグループで借りる人もいます。プチ田舎暮らし・スローライフをしてみたい人に最適です。
引用:クラインガルテン情報局 クラインガルテンとは?
クラインガルテンの一般的な傾向
• 年会費30~70万円。別途、光熱水費がかかる。
• 冬季を除いて、1ヶ月に5日程度は滞在しなければならない。
(農園が放置され荒れないようにするため)
• 1年単位で最長5~10年借りることができる。
• 家庭菜園、ガーデニング(約50平方メートル)では、有機栽培もしくは減農薬栽培が求められる。
• 住民票を移すのは不可。
• 年に数回の共益作業やクラインガルテン全体のイベントに参加が必須です。
(農村との交流により親睦を図るため、農作業についても教われる。)
• 農作業用のトラクターなどの農機具は、指導の下貸してもらえます。
• グループでの利用、ペット同伴での利用許諾は場所によって異なる。
• 募集が行われるのは2~3月が多い。
日本でも徐々に人気となり、現在、日本全国で約70ヶ所のクラインガルテンが運営されています。
引用:クラインガルテン情報局 クラインガルテンとは?
全国のおすすめクラインガルテン5選
1、信州松本・四賀クラインガルテン
四賀クラインガルテンは、全国的に増えつつある滞在型市民農園クラインガルテンの草分け的存在です。
四賀は、無農薬有機栽培の盛んな所で、クラインガルテンでも有機農法で行うのが決まりになっています。
地域住民が「田舎の親戚」というボランティアで入居者にアドバイスや交流などを行っており、バックアップ体制は整っています。
坊主山と緑ヶ丘の2つの地区にあり、アルプスの見える素晴らしいロケーションです。
松本・安曇野・上高地などへの観光にも便利です。
料金は1年21万から~41万とピンからキリまであります。2年目以降継続の人は安くなるようです。
出典:信州松本・四賀クラインガルテン https://www.city.matsumoto.nagano.jp/kurasi/sigoto/nogyo/garuten/index.html
2、おくたま海沢ふれあい農園
東京都にある唯一のクラインガルテンです。
そのため、東京に住んでいる人は通いやすいというメリットがあります。
東京の都心から近いのに、自然に囲まれた生活を送れるのは大変意義があると思います。
また、体験農園の機能があり、様々なイベントも行っているため新しい体験や人との出会いがあります。
出典:おくたま海沢ふれあい農園 http://business4.plala.or.jp/taki3/
3、梅の里クラインガルテン
山梨県甲斐市にあり甲府盆地と富士山を一望でき、隠れた富士山の名所にもなっている場所にあります。
町の特産物である梅林が斜面に広がり、春には花と香りで楽しませてくれます。
2区画にひとり地元の農家の方が「お世話役農家」として、不在時の畑の管理をはじめ、土作り、種まき、収穫時期、農機具の使い方など色々アドバイスをしてくれますので、初めての方でも安心して農業体験をすることができます。
出典:梅の里クラインガルテン http://youknowsksm.com/kleingarten.html
4、笠間クライングガルテン
笠間市は東京から約100km、茨城県の県央西部に位置しています。
周辺を山々に囲まれ、年間を通して気候は穏やかで、古くから城下町、門前町として栄えてきました。
また、笠間は笠間焼に代表される観光と芸術・歴史、300年の大楓と山桜、蛍の里など自然と環境に恵まれた土地です。
1区画が約300m²の土地に約37m²のラウベ(簡易宿泊施設)と約100m²の菜園・芝生があります。1年411,420円(税込)です。
農産物販売所やそば処「結ノ庵」(地域食材供給施設)が隣接しています。
出典:笠間クライングガルテン http://www.kasama-kg.jp/farm/index.html
5、佐久クラインガルテン望月
佐久市望月地区の西北部に位置し、西に蓼科山、北に浅間山を望むことができ、見晴らしがすばらしく、また周辺には清流豊かな鹿曲川が流れ、自然を満喫するには最適な場所です。
周辺には美人の湯とも呼ばれる春日温泉、湯質の柔らかな布施温泉、歴史を感じる中山道の宿場が存在し自然や文化に親しむには絶好の場所です。
また、営農指導員が常駐しているので、土づくり、農機具の使い方などすぐに教えてもらえます。
大変人気なようで平成29年9月末現在で60名の方が待機しているとHPにありました。
出典:佐久クラインガルテン望月https://www.city.saku.nagano.jp/machizukuri/nogyo/kurashi/nouchi/kleingarten/index.html
まとめ
以上、クラインガルテンおすすめ5選でした。
農業をしてみたいけど、都会で働いていてすぐには行動に移せない人や都会で働きながら農的暮らしを送りたい人などは、
今回紹介したクラインガルテンを利用してみるのもいいのではないでしょうか。
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