農家への道のり

大きさを見極める!イチゴの選果について

あけましておめでとうございます!
2019年が始まりました。
現在は、長野県でイチゴの収穫のアルバイトをしています。
イチゴに限らず農作物は「生きもの」なので、年末年始も仕事がありました。
31日、1日の2日間だけが休みでした。
去年のレタスのアルバイトでも休みは3日ぐらいだったので同じようなものです。

今働いているところでは、イチゴは「章姫」と「紅ほっぺ」を作っています。

章姫

章姫:酸味が少なく、先が尖がっている

紅ほっぺ

紅ほっぺ:酸味があり、丸い形をしている

選果(パック詰め)の方法

選果は手作業で行います。
さくらんぼの時みたいに、1個ずつ目でチェックしながらパックに詰めます。

1パック約300gになるように電子量りで重さを量ります。

正品以外の変形していたり、熟しすぎているイチゴを除きます。
それらは、捨てるか、ジャムなどの加工用として販売します。

イチゴの粒の大きさによって、サイズ分けします。
Sサイズ~3Lサイズまであります。
Sサイズは7~9gに対して、3Lサイズは22g以上と22倍以上の重さの差があります。
それだけ3Lは大きいということです。

3Lサイズのイチゴです。手に乗せてもこの大きさです。大きい!

詰め方もサイズによって異なります。
Sサイズはバラバラに入れるのに対して、Mサイズは下段と上段がともに5×3個で詰めます。
総重量は全て300g前後なので、小さいイチゴほど数は多くなります。

出荷

左から、L、M、Sサイズです。
左から、3L、2L(LL)です。

パック詰めしたら、箱に入れていきます。
出荷先は、市場や直売所、クリスマス時期はケーキ屋さんなどがあります。
ケーキ用のイチゴは、日持ちがして、甘みだけではなく酸味がある「紅ほっぺ」が人気です。

まとめ

以上、イチゴの選果についてでした。
収穫したトレイの中のイチゴはサイズもバラバラで、選んで詰めるのが大変です
働いている方たちは、そこからあまり迷うことなくパッパッと詰めているのがすごいと思いました。
また、私はまだ重さを量ったりしますが、量ることも少なく、見た目の感覚で詰めていました。
これが長年の技だと感じました。

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