12月末にやさいの樹に来てから、約2ヶ月が経ちました。
日々、農業の大変さを感じています。
それは、単に体への負担だけでなく、時間との闘いであったり、その場その場で臨機応変に対応するなど、
決められたことをするのではなく、自分で考え動くことが必要だと感じています。
しかし、作業を簡単に効率よくやるには、自分がどうすればいいのかを考えるのですが、
上手くいったりいかなかったりと、まだまだ出来ない自分を感じながら働いています。
そんな中で、今回はレタスの管理作業の1つであるビニール張り(トンネル)と片付け作業についてまとめてみました。
まず、レタスについて
レタスは、
冷涼で乾燥した気象を好むレタスは、10℃以下では成長が極端に鈍化します。
このため、低温期栽培では、トンネル、被覆資材、ビニールハウス等の保温管理が一般的です。
引用:ツルタのタネ http://www.tsu-ru-ta.co.jp/original96.html
レタスというと、夏に作るイメージがありますが、年中売られている野菜でもあります。
それは、夏に長野や群馬でレタスを作り、冬にこの静岡や暖かい地域で作られているおかげです。
今、働いているやさいの樹さんも冬から春にかけてレタスを出荷しています。
しかし、暖かいといっても冬の朝はマイナス1℃とかあります。
そのため、やさいの樹さんでもレタスにビニール(トンネル)を張って寒くならないようにしています。
そして、収穫前、もしくは収穫後にレタスを覆っていたビニールを片付けます。
この作業も、簡単そうに見えてなかなか力とコツが必要です。
ビニール張り(トンネル)
作物ににビニールを張ったモノをトンネルと農業用語では言います。
ビニールは、畑の大きさによって、ちょうどよい長さのモノを使います。
手順としては、
① ビニールを張るための支柱を差します。
② ビニールを張ります。
ビニールを張るときは、写真のように綱引きみたいに何人もでビニールを引っ張ります。
ビニールの片側は、地面に差したらせんに留めて、もう片側を力を合わせて引っ張ります。
みんなで「せーのっ!せーのっ!」と声を出しながら引っ張ります。想像以上に力が必要です。
綱引きをイメージしてもらえばいいと思います。
③ ビニールを紐で留めます。(紐をひっかけるためのくいを②の前に畝の肩に差します)
くいがマルチに刺さっているので、そこに紐を巻き付けて、トンカチで叩いて固定します。
(くい) (トンカチ)
以上の手順できれいにビニールが張れます。
畑にあるビニール(トンネル)はこんな風にしてつくってたんですね。
ビニールの片づけ
片づけは、ビニールを張った作業と逆の手順になります。
①紐をひっかけているくいを取ります。(紐を回収する)
②ビニールをはずして、畳みます。
やり方は、ビニールの上に乗って小さく小さく畳んでいきます。
初めて見たとき、インド人のターバンを連想しました。
写真のように畳んでいくと、下のようにコンパクトに持ちやすくなります。
これで片付けも簡単です。
③支柱を抜きます。
片付けの作業では、ビニールを畳むことがなかなか力とコツがいる作業です。
30mのビニールは重くありませんが、100mとなると引っ張るだけでも力がいります。
また、次の年も使うものなので、次使う時に使いやすいように綺麗に丁寧に片付ける必要があります。
まとめ
以上、レタスのビニール張り(トンネル)と片付けの作業でした。
畑を見るとたくさんのビニールが張られていますが、
実際にやってみると1つ1つ大変な作業なんだと感じました。
この記事へのコメントはありません。