農業の本場を見るために、5月のGW明けぐらいから北海道に来ました。
現在、お世話になっているところは、北海道の東側北見市の 山上産業さん というところです。
一番最初にお世話になった、ポンカン農園の田中さんに紹介してもらいました。
最初は、飛行機で行こうと思っていましたが足がないと大変じゃない?と周りに言われ、
フェリーに車を乗せ、日本の北に渡りました。
働き始めて2週間がたったので、ここで北海道での様子をまとめてみました。
玉ねぎの補植
北海道は広大な土地なので、当然機械で玉ねぎを植えています。
しかし、機械で植えても操作の関係で上手く植えられなかったりする箇所があるので、
その植えられなかった部分を、人の手を使い手直しします。
それが、補植です。
補植機という道具を使い、全員で並んで植えていきます。
詳しいことは、 玉ねぎの補植とは? を見てみてください。
パオパオ掛け
玉ねぎの中でも、早く出荷させるモノは大きく成長させる必要があります。
そのために、玉ねぎの苗を保温させて成長を早めます。
それに使うのが「パオパオ」です。
初め、「パオパオをかけるよー!」と聞いたとき、下のようなモノを想像しました。
引用:Wikipediaより
小学校の頃教科書に出てた、「パオ」(別名ゲル)です。
・・・しかし、全然違いました。これが、「パオパオ」です。
薄い不織布です。それを、飛ばないように留め具で地面に固定させています。
去年までは、手で引っ張りながら掛けていたようですが、今年は知り合いの方に機械をつくってもらい、
その機械を使いながら人の手でかけました。
機械でかけると労力があまりいらなくなりました。
詳しい様子は、山上産業さんのfacebookに動画がアップされているので見てみてください。
こちら からどうぞ!
草取り
ハウスの雑草を手ぐわを使い、刈っていきます。
一見、ただの草取りですが、刈り方スピードが違います。
ここで働いているおばさんに、「そんなに、こちょこちょしないの!」と、開始すぐに注意されました。
確かに、おばさん方の草取りは綺麗で素早いです。
教えてもらいやりましたが、まだまだおばさん達のレベルには達してはいません。
また、畑の中にも雑草があるので抜いていきました。
今年は、今まで見なかった「タンポポ」がかなり生えているそうです。
これも、去年の雨による土砂災害で「タンポポの根」が流れて、その根から生えてきているのでは?
、とのことでした。
単に災害といっても、その時限りではなく、色んな問題を残すのだなぁ・・・と思い知らされました。
ビニールハウスの片づけ
10棟あるビニールハウスの中では、玉ねぎの苗を育てていました。
玉ねぎは全て植え終わったので、ハウスの中も空になり必要なくなったので片づけをしました。
シートも1枚ずつ畳んでいきます。長いモノは巻くのに結構大変でした。
じゃがいもの土かけ
じゃがいもも、機械で植えていますが、端側(すそ)は機械で回ったり(Uターン?)する関係、
玉ねぎと同様に上手く植えられなく、土の外にじゃがいもが出てしまっています。
そのため、先が三角のクワ(通称サンカク)を使って、畝を伸ばしてじゃがいもに土をかけてあげます。
トレー洗い
玉ねぎの苗が入っていたセルトレーを洗いました。
かなりの数の玉ねぎを植えたので、当然その分のトレーを洗うことになりました。
洗車機のような機械を使いながら、数人で流れ作業で洗っていきました。
洗浄して、ワックスをつけて、乾かして、完成です。
詳しい様子は、 トレイ洗い を見てください。
まとめ
以上、北海道で働き始めて2週間でやった作業をまとめてみました。
ほかにも色々やりましたが、感じたこととしては「準備・片付けが多い」ということです。
今までの別の農家では、ちょうど収穫期や出荷の段階だけを行っていたので、
片付けとかをあまり経験しませんでした。
しかし、よくよく考えれば「収穫」なんてほんの一時で、ほとんどがそのための準備などです。
おいしく、「良品」として収穫できるのもそのための準備などのおかげです。
と、改めて感じました。
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