就農しようと思って気になることの1つに、「一体どのくらいの人が他に就農しているか?」です。
そこで、私も気になったので、農林水産省のHPを見てみました。
まず、用語の説明
新規就農者とは?
①新規自営農業就農者、②新規雇用就農者及び、③新規参入者の3者をいう。
それぞれを見てみると以下の通りになります。
①新規自営農業
農家世帯員で、調査期日前1年間の生活の主な状態が、「学生」 就農者 から「自営農業への従事が主」になった者及び「他に雇われて勤 務が主」から「自営農業への従事が主」になった者をいう。
→つまり、家の農業を継いだ、もしくは従業員だったが経営者に昇格もしくは独立したということ。
②新規雇用就農
調査期日前1年間に新たに法人等に常雇い(年間7か月以上)と 者 して雇用されることにより、農業に従事することとなった者(外国人研修生及び外国人技能実習生並びに雇用される直前の就業状態が 農業従事者であった場合を除く。)をいう。
→つまり、農業法人などに入ったということ。
③新規参入者
調査期日前1年間に土地や資金を独自に調達(相続・贈与等によ り親の農地を譲り受けた場合を除く。)し、新たに農業経営を開始 した経営の責任者及び共同経営者をいう。 なお、共同経営者とは、夫婦がそろって就農、あるいは複数の新 規就農者が法人を新設して共同経営を行っている場合における、経 営の責任者の配偶者又はその他の共同経営者をいう。
→つまり、新規で独立した経営者(共同で就農した配偶者も含む)のこと。
ところで新規就農者ってどのくらいいるの?
就農形態別新規就農者数
農林水産省HP
http://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/sinki/index.html
出典:平成27年新規就農者調査(農林水産省)
ここのデータを見ましたが、少しわかりづらかったので数字データを基にグラフを作ってみました。
このサイトは、農業女子に向けたサイトなので女性のデータだけをピックアップしました。
①男女の新規就農者推移+比較
②年齢別の新規就農者の推移
●考察 新期就農を年齢別で見てみると、半分以上が50歳以上の女性です。私のような20歳代の女性は、2000人もいないようです。
③女性の新規就農者の内訳の推移
●考察 平成26年に増加していますが、平均すると12,000人の女性が毎年新期就農するようです。
④②の20〜29歳の女性新規就農者の内訳
●考察 20〜29歳の新規就農者の内訳を見てみますと、新規参入者は当たり前ですが少ないです。新規自営就農者が意外と多い事に驚きましたが、やはり実家が農家だと農家を継ぐ人が多いのだと思いました。それと、新規雇用就農者が新規自営就農者より少ないのは、やはり「農業」というのが身近にないと農業を「職」にしないということですね。
まとめ
以上、新規就農者の情報をまとめてみました。
データはあくまで農林水産省のHPのものをまとめたので、誤りがあったらご連絡ください。
新規就農者が男性が約6万人に比べて、女性は約1万5千人と4分の1です。
やはり女性が少ないと改めて分かりました。
どうやって女性でも農業を身近に感じ、やりたいと感じるか、施策や設備などいろいろ必要なのかもしれませんね。
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